一級建築士前日の備忘録
計画と環境の足切りが怖いので、お守り代わりにメモを残す
計画
面積
3人の「都市居住」型誘導居住面積水準(共同住宅)…75㎡(≒3LDKのマンション)
ほふく室3.3㎡/人
保育室約2㎡/人
ICU…40〜60㎡
サービス付き高齢者向け住宅≧25㎡
小規模多機能型居宅介護施設の宿泊室≧7.43㎡
特養、老健(ユニット)の居室≧10.65㎡
老健(従来型)の居室≧8㎡
事務室全体面積5〜15㎡×人数
会議室面積2〜3㎡×人数
エレベーター乗降ロビー:10㎡
乗降ロビー+特別避難階段付室:15㎡
ホテル延べ面積/客室数
シティホテル:100〜150㎡
ビジネスホテル:50㎡
公園
地区公園は誘致距離1km,4ha
街区公園は誘致距離250m,0.25ha
近隣公園は誘致距離500m,2ha
広域公園は、主として一の市町村を超える広域のレクリエーション需要の充足を目的とし、50ha以上
総合公園は、都市住民全体の休息鑑賞散歩などを目的とし、10〜50haを標準とする
運動公園は都市住民全体の運動のために供され、15〜75haを標準とする
寸法
・手すり
手すりの高さ≦1.1m
手すり間隔≦11cm
・天井高さ
バレーボール:12.5m(センターライン)、10.5m(エンドライン)
テニスコート9.14m
剣道場4.5m
劇場搬入口の駐車スペース:5m以上
・その他
パーテーション高さ1.1m(座って見渡す)、1.2m(座って遮る)
プロセニアムにおける舞台床面から簀までの高さは、プロセニアムの開口高さの2.5倍以上必要
数
・蔵書数
蔵書数/延べ面積=50冊/㎡
蔵書数/開架書架面積=170冊/㎡
・エレベーター台数
ホテル100〜200室/台
オフィス200〜300人/台
オフィス3000〜4000㎡/台
面積割合
・庁舎
窓口、議会関連面積は各々10%程度
・病院
病棟部40%
外来診療部15%(=(100-40)÷4)
レンタブル比(延べ面積):65〜75%
レンタブル比(基準階):70〜85%
シティホテル客室部分/延べ面積:40%
シティホテル客室部分/基準階面積:70%
百貨店売り場面積:50〜60%
スーパー売り場面積60〜65%
年数
長期修繕計画…30年に2回
文化財…50年以上経過
都市再生
川越:パタンランゲージ
黒石:こみせ
長浜:黒壁
(佐原:運河、小江戸、重要伝統的建築物保存地区)
歴史的建築
京都芸術センター-旧京都市立明倫小学校の改修、芸術文化の拠点
京都文化博物館別館-日本銀行京都支店、レンガ造
山梨市庁舎…工場
目黒区総合庁舎…企業本社屋
大田区役所本庁舎…荷役場→民間の商業・業務ビル
石巻市庁舎…百貨店
免震レトロフィット
歴史
・日本
新薬師寺:入母屋
唐招提寺金堂:寄棟
大仏様(天竺)…貫、挿肘木、東大寺南大門、浄土寺浄土堂
禅宗様(唐)…火灯窓、詰組、扇垂木、円覚寺舎利殿
・ロマネスク
アーヘン…集中式
シュパイヤー…バシリカ
ヴォルムス…バシリカ、三廊式
ピサ
・ルネサンス
サンピエトロ大聖堂…ルネサンス建築(バロックでも○だが、ゴシックは×)
小学校
緒川小学校…可動間仕切り
波合学校…公民館
実例その他
公立はこだて未来大学…吹き抜け、ひな壇上のスタジオ
(福生市役所は、丘とシームレスにつながる曲面屋根とプレキャストコンクリートを用いた外装が特徴的な庁舎建築である)
(ポンピドゥーセンターは、設備機器を外側に配置し、内部をフレキシブルな空間とした構造が特徴的な総合文化施設である)
高層低層
同潤会江戸川アパート…中層
草加松原…中層
基町アパート…高層
晴海アパート…高層
環境計画
ビル風を防ぐには短辺を卓越風向と直交させる
ビル風を防ぐには低木と高木を併用する
風速は低層建築が多いほど小さくなる
風速増加率は低層建築が多いほど大きくなる
日影は高さではなく東西幅に影響される
換気口:風下>風上
環境心理
エドワードホール:4つの距離帯(密接距離、社会距離など)
ロバートソマー:なわばり
オスカーニューマン:ディフェンシブルスペース
避難
廊下を第一次安全区画、階段および特別避難階段の付室を第二次安全区画とよぶ
積算
純工事費=直接工事+共通仮設
工事原価=純工事費+現場管理費
工事価格=工事原価+一般管理費
工事費=工事価格+消費税等
山留め壁の鉄筋は所要数量とし、設計数量の3%増とする
梁の主筋の継手…5m未満で0.5箇所、5m以上10m未満で1箇所、10m以上で1.5箇所
都市計画制度
第一種市街地再開発事業:権利変換
(行政が買う→建て終わったら所有者に戻す=変換)
第二種市街地再開発事業:管理処分
高度利用地区:建築基準法
総合設計制度:建築基準法(×都市計画法)
風致地区:都市計画法
歴史的風致維持向上計画制度:歴史まちづくり法
高度利用地区には高さの限度が設けられていない(×設けられている)
高度地区は高さの上限と下限が決められている(×上限のみが決められている)
CBDは4000人/㎡の地区が隣接する計5000人以上の地区(4000と5000が入れ替えられると×)
どっちかわからなくなるもの
駐車場の垂直循環式は垂直往復式よりも入出庫時間が長くかかる
事務室照度:水平面照度>鉛直面照度
本勝手=左に書院
木材
CLT=直交集成板=ひき板×直交
集成材=ひき板×平行(集成→ひき板)
LVL=単板×平行
合板=単板×直交
環境
代謝量
基礎代謝→仰臥(仰向けに寝る)時の代謝量
椅座安静時58W/㎡、100W/人
温度差
冷たい壁面10℃未満
暖かい天井5℃未満
椅座のくるぶしと頭の温度差3℃以内
室内・外
内部結露防止のためには防湿層を室内側に設ける
内部結露防止のためには外断熱とする
二重サッシは室内側の機密性を高くする
換気
住宅の全般換気の給気口…1.6m以上
シックハウス対策の換気回数…天井の高さ(床面積じゃない)の区分に応じて緩和
必要換気量 30㎥/人、14㎥/㎡(駐車場)
採光
全天空照度
直射日光の照度を含まない
特に明るい日:50000
普通の日:15000
快晴:10000
暗い日:5000
普通教室昼光率…2%
精密製図昼光率…5%
片側採光の均斉度 1/10, 全般照明の均斉度1/3
遮音性
斜め入射→コインシデンス効果大→音がすり抜ける→透過損失(≒遮音性)低
共鳴透過
板の面密度大→厚み大→周波数低
空気層大→周波数低
吸音材
空気層厚→吸音率上昇
多孔質材挿入→低音域の吸音率上昇
給水システム
直結直圧…3階まで
直結増圧…停電時も3階までなら使える、吸い込み側に逆流防止器
高置水槽…7m,70kPa
ポンプ直送方式…受水槽からポンプで汲み上げ→停電時には汲み上げ不可
空調
氷蓄熱…水蓄熱より省スペースだが、COPが低い
吸収式冷凍機…騒音振動小だが、冷却水量、冷却塔は大(加熱のエネルギー消費が多い)
加熱が多いから吸収式冷凍機のCOPは圧縮式冷凍機(遠心冷凍機)より低い
消火設備の半径
屋内消火栓…1号25m、2号15m
補助散水栓…2号と同じ15m
連結送水管…50m
屋外消火栓…40m
排煙口…30m
消火水槽…初期消火…スプリンクラーや屋内消火栓など
消防用水…消防隊…連結送水管、連結散水設備など
消火活動上必要な施設…排煙設備、連結散水栓、連結送水管、非常用コンセント、無線通信補助設備
省エネ指数
Ua…外皮熱還流率→低いほど良い
PAL*…ペリメーター空調負荷→低いほど良
・省エネ法
BEI…小さい方が省エネ
ERR(Reduction=削減)…大きいほど省エネ
・CASBEE
BEE(Efficiency=効率)…大きいほど環境性能高
電気設備の効率指数
(最大)需要率=最大需要電力/負荷容量(≒コンセントの数)
(平均)負荷率=平均需要電力/最大需要電力
その他紛らわしいもの
CFC(特定フロン)…オゾン層破壊
HFC(代替フロン)…オゾン層破壊防止だが温室効果あり
顕色系…光源から出る光の色に使えない、マンセル表色系
誘目性…赤>青>緑(R>B>G)
色温度:昼光色>昼白色
タッピングマシン…軽量床衝撃音
バングマシン…重量床衝撃音
エレベーター地震時…最寄り階
エレベーター火災時…避難階
空気清浄度のクラスが大→汚染物質多
通気管の末端と窓の距離…垂直に600mm上または水平距離3m
通気管の末端高さ…屋上庭園の場合2m、それ以外20cm
排水槽の通気管口径…50mm
大便器水量…6l
単位給水量…集合住宅:200〜350l/人、事務所60〜100l/人
事務所で飲食無し…上水30〜40%、雑用水60〜70%
受水槽の点検スペース…下部60cm,上部100cm(マンホール用)
出湯能力1号=25K,1l/分
排水槽の底の勾配…1/15〜1/10
排水槽の通気管口径…50mm
大便器水量…6l
交流低圧600V以下、特別高圧7000V超
PF管…耐燃性、CD管…可燃性、コンクリート埋設
地中電線路…車両:120cm,その他:60cm
受変電設備…60kW
キュービクルの距離3m以上
太陽光発電効率…単結晶>アモルファス
エスカレーター30m/分、揚程6m以下→35°以下まで可
安田記念メモ
○各馬特徴分析
・人気馬
シックスペンス…圧倒的な上がりタイムだが、1600mになると前半ペースが上がるため、終いの脚が少し鈍ると思う。そして内枠でいいのか。軸で信頼できないが、相手に。
マッドクール…ペースを乱すスプリンターだが、他に逃げ先行馬がいないため乱れはなしか。流石に3着までもないだろう。身体が重いため走れる距離は短い。いくら馬場が向いても距離は持たない。だから相手でもない。
レッドモンレーヴ…1200〜1600での上がり最速多し。ただし、追い込み一辺倒であり、安田向きではない。3着ならワンチャン。相手に。
エコロヴァルツ…上がり3ハロンはいい。後方一気で、先行するとそこそこの脚になってしまうため、阪神1600などはいいが、東京1600でどうなんだろう。3着までなら確率高く、複勝候補。
ジャンタルマンタル…1600がベスト。3歳から馬体が完成しているが、良さが衰えていなければと思う。こういう馬は重くなるとダメで、馬体重が500kgを超えてたらダメかと思う。軸ではなく相手に。
ソウルラッシュ…1番強い。鞍上浜中が懸念だが、実績があるからいけるだろう。海外遠征帰りだが調教に問題なく、唯一の懸念は東京1600でジュンブロッサムに負けてること。当日の馬場はちょい緩くて有利。3着までならあるから軸か。
ウォーターリヒト…上がりめっちゃ早いが、東京新聞杯のタイムは良馬場なのに去年の稍重の安田記念と同じタイム。1600ならブレイディヴェーグより強い。相手に。
サクラトゥジュール…道中遅いが上がり早い。ブレイディヴェーグを相手にするならこっちかな。
ブレイディベーグ…距離短いと脚を使い切ってしまい届かない。
・不人気馬
トロヴァトーレ…ウォーターリヒトとほぼ同等と見てよい。
ウインマーベル…粘り込み有力候補
ジュンブロッサム…ややスピードが足りない。ウォーターリヒトとかよりは弱くて、ミッドペースでこそ生きる馬。流石に違うんじゃないか。
ガイアフォース…1800〜2200がベストの馬。絶妙にスピードが足りない
⭐︎買い目
複勝-エコロヴァルツ 3000
3連複-軸ソウルラッシュ-相手シックスペンス、レッドモンレーヴ、エコロヴァルツ、ジャンタルマンタル、ウォーターリヒト、サクラトゥジュール、トロヴァトーレ、ブレイディヴェーグ
各100 小計2800
合計5800
馬体解析
○競走馬の能力
競走馬の能力は3つに大別される
・スピード…文字通り最高速度
・スタミナ…速度の持続性
・パワー…急な坂やダートで力を地面に伝える
○馬体と能力の関係
馬体との関係について考察したい。
馬体の特徴は胸や尻の筋肉質、胴回り、に分けて考えることが可能。
胸や尻が発達している馬は、速筋に優れている。速筋は断面積が大きく、大きな力を出せるが、持続時間が短い。
力が出せるため馬場が悪くても力を伝えることができる。つまりパワーに優れている。
もう一つの良さは加速度が出せること(ただし、F=maの関係から、mつまり馬体重が大きすぎないことが条件となる)。
胴回りは長い馬の方が、可動域が大きくなるためトップスピードが高くなる(ゴムのような原理で持続時間も長い)。胴が短い馬は速筋タイプであり、伸縮性がないためトップスピードは限られる。表面に筋が見えないのは脂肪の多い馬であり、加速を遅くしてしまうためマイナス要素。
スタミナについては心肺機能と複合しているが、馬体の特徴に紐づけて言えば、エネルギー消費が多く、重量のある速筋が少なければスタミナがあるといえるだろう。
実例編に続く
東京マイルGIはなぜ荒れるのかーローテーションとペースに着目する
○東京芝1600mは荒れるのか
東京芝1600mの1番人気勝率は36.2%と、全体的には順当の傾向だ。しかし記憶の上では先週のNHKマイルカップ、去年のヴィクトリアマイルとGIでは荒れに荒れるイメージがある。
NHKは5年間で2回9番人気、5年間で1回14番人気が勝っている。10年間の3連複平均払い戻しは 65,736円, 309,994円と平均を大幅に超えている。
きっと東京マイルGIがピンポイントで荒れてるのだろう。東京マイルGIは本当に荒れるのか、まぐれで高配当になっているだけなんじゃないかという疑問は依然残るが、この問題に対してデータで答えを出すのはナンセンス。先に荒れる理由を考えることで、荒れるのか荒れないのか自ずからわかる。
○正直強い馬が出てこない
荒れる年はそもそも1番人気の馬の実力が不安定だ。逆もまたしかりで、例えばNHKマイルカップで順当に決着した2021をみてみると、シュネルマイスターは3戦2勝2着1回。負けたのは弥生賞で、クラシックの前哨戦だった。
2024のジャンタルマンタルは朝日杯を勝って、共同通信杯、皐月賞と2着、3着。クラシックレベルのレースで勝てなくても2,3着くらいの、実力が安定した馬。
強い馬なら勝てる。ヴィクトリアマイルだってアーモンドアイやグランアレグリアが来た年は圧勝してる。
端的に言って、 NHKマイルもヴィクトリアマイルも強い馬が出走しにくいレースだと言える。NHKマイルはクラシックの距離が合わなかった馬が出てくるし、ヴィクトリアマイルは安田記念の劣化版みたいなレース。圧倒的な実力馬は出てきにくく、荒れる確率が上がる。
○ローテーションが確立していない
ローテーションの観点からも考えてみたい。例えば春の天皇賞に出る場合、その前走は有馬記念、阪神大賞典、ダイヤモンドSくらいしかないし、その結果で適正と実力は大体わかる。それ以外のレースから来てる馬は重賞レベルにないか、適性がないことが明白。
しかしこの2レースはそうではない。中距離を走ってきた馬、マイルを走ってきた馬、スプリントを走ってきた馬の三者が合流、混在するレースであり、東京の1600mを走る能力を正しく計ることは困難だ。
NHKマイルの前哨戦は重賞だけでも皐月賞、桜花賞、弥生賞、ニュージーランドT、アーリントンC、ファルコンSがある。基本的にはクラシックから来た馬の方が早熟で能力値が高いが、2,3着までしか参考にならないし、1400mを走ってきた馬をどう評価するかが難しい。
ヴィクトリアマイルも様々なローテーションがある。海外レース、フェブラリーS、大阪杯、高松宮記念、中山牝馬S、阪神牝馬Sなど。一般的に考えてGIを走ってきた馬の方が格上だが、それがダートだったりスプリントなため単純比較が困難だ。
以上の理由で特定のレース(ファルコンSなど)が軽視されることが人気薄の好走に繋がっている。
○スプリンターが作り出すハイペース
前項の特徴から、馬柱に載ってる過去着順があまり参考にならないことがわかる。そこでキーになるのはペースだ。あんま調べてないけど東京1600mGIはハイペースになりやすい。同コース全体データではスローペースなんだけど、この2つのレースはピンポイントでハイペースになる。
仮説の域を出ないけど、スプリンターが多く出てきてペースを上げてるんじゃないかと思う。さっきのローテーションの話と関係するが、この時期スプリントのレースが無い。だから本来スプリンターの馬も出走してくる。1200mのスタートのノリでスタートを爆走する馬がハイペースを作り出し、中距離を走ってきた馬のペースを乱し、波乱が起きる。
説得力ある仮説なんじゃないかと思う。
○コース特性
割愛。クセのないコースだと思う。他のコースの成績を度外視する必要は無い。
○結論
波乱の大きな要因は実力の不確かなクラシック or GI勢と、スプリント重賞がないため仕方なく出てくるスプリンターにある。
東京マイルGIの留意事項
・GI馬の実力は安定しているか。2,3着取れてるか。
・本来1200mが向いてる馬も出てくる。スプリンターが作り出すハイペースに注意。
・ハイペースでもマイペースで走る馬は人気薄でも来る。
取れるレースの特徴(東京編)
取れる
・東京×内枠×不人気×近走上がり34秒前半
・人気馬が中団の内枠で包まれる
・中山で先行で垂れた馬×距離短縮(スタミナ切れではないと思う。中山の坂で乳酸溜まっちゃったけど東京なら大丈夫)
・マイル血統×前走長距離×ダート(スピードないから長距離出してみて、やっぱだめでダート→適性あり)
消せる
・東京ダート1400×下級戦×差し(スタートからハイペースになりやすい)
・東京ダート1400×武史×出遅れ(無理して好位につけようとする)
・ハービンジャーやサトノダイヤモンドでダートに出てきた人気馬(あまりにスピードが無いからダートに来るんだけど、その適性はない)
・距離延長🇺🇸
・ATP-CP×遅筋(急坂)
・ダート2100×中山1800凡走
理由はわからないけど来る。騎手かも。
・ダートの好走凡走
前走武豊とかルメールで好走だと飛ぶ。ダート中距離はペース配分とコース取りが大事で、騎手の役割。特に東京ダ2100は重要。
天皇賞春 本命編
前編で穴馬の可能性を検討したが、それほど現実的ではないため、本編では本命の絞り込みに入る。
京都3200mと他のコースの相関
この表は、京都3200mと他のコースの相関指数を示したものである。指数というのはなぜかというと、相関係数ではないからだ。この指数は2つのコースの組み合わせに対して与えられ、片方のコースでついた序列がもう一方でも同じ序列になるほど大きくなる。
レースを予想するとき、前走で負けてた、評価していなかった馬が別のコースのレースでは勝ってしまう経験はないだろうか。この指数は、こうした状況をケアしている。
さて、この表からわかるのは、以下のコースでついた序列を反映しやすいということだ。
・中京2200m
・中山2500m
・中山3600m
・阪神3000m
・東京2400m
中京2200mの対戦成績
2着 ショウナンラプンタ
3着 マイネルエンペラー
16着 サンライズアース
3着 ショウナンラプンタ
6着 ビザンチンドリーム
中山2500mの対戦成績
5着 ジャスティンパレス
6着 アーバンシック
12着 ブローザホーン
1着 マイネルエンペラー
3着 アーバンシック
9着 アラタ
12着 シュヴァリエローズ
中山3600mの対戦成績
1着 シュヴァリエローズ
阪神3000mの対戦成績
1着 サンライズアース
3着 ブローザホーン
4着 ショウナンラプンタ
7着 ワープスピード
8着 ウインエアフォルク
東京2400mの対戦成績
JC
5着 ジャスティンパレス
12着 ブローザホーン
ダービー
4着 サンライズアース
11着 アーバンシック
15着 ショウナンラプンタ
17着 ビザンチンドリーム
⭐️5歳以上馬の関係
ジャスティンパレス>ブローザホーンは間違いなさそうだ。
問題はレースが共通しないマイネルエンペラーとジャスティンパレスの関係だ。アーバンシックを補助線として考えると、マイネルエンペラー、ジャスティンパレスともにこれに先着している。着差はほぼ同じで、斤量はマイネルエンペラーの方が軽かったから、かなりざっくりではあるが、
ジャスパレ≧マイネルエンペラー>ブローザホーン≧シュヴァリエローズ
と見ていいだろう。
⭐️3歳馬の関係
サンライズアース、ショウナンラプンタ、ビザンチンドリーム、そしてヘデントール
・ショウナンラプンタとサンライズアース
ショウナンラプンタが1勝、サンライズアースが2勝。純粋な対戦成績だと勝ったら負けたりしている。
ここで、前編において出てきた話を使う。血統的に向いてない、実績のない馬は評価しない。
ショウナンラプンタの父キズナは、長距離の実績がない。そして母父はunbridledの系統でスタミナの主張が希薄。後方で直線に向いて5着くらいにくるタイプの馬と見る。
したがってサンライズアースに軍配が上がる。そしてビザンチンドリームはショウナンラプンタに負けてる。
すると問題はサンライズアースとへデントールということになる。ヘデントールは菊花賞2着だし、ダイヤモンドSも4馬身差で圧勝した。しかし、サンライズアースは阪神大賞典を6馬身差で勝っている。しかも、ダイヤモンドSのメンバーは雑魚い。阪神大賞典にはGⅠ馬が出走していたが、ダイヤモンドSは重賞未勝利馬が2番人気になるくらいメンバーがスカスカ。
サンライズアース≧ヘデントール>ショウナンラプンタ>ビザンチンドリーム
と見ていいと思う。
⭐️5歳以上と4歳馬の関係
これも、アーバンシックを補助線として考えれば良いのではないか。
4歳馬の中では、ダービーでアーバンシックに先着しているサンライズアースだけが、 5歳以上のジャスパレ≧マイネルエンペラーと互角だと考える。
⭐️本命候補
サンライズアース、ジャスパレ、マイネルエンペラーという非常にオーソドックスな結論にまとまりそうだ。ここからさらに絞り込みをかけていきたい。
ジャスパレの不安要素ははっきり言って騎手だ。鞍上がルメールなら確実に勝てるだろう。フィエールマンの神がかり的なペース配分。騎手がペース配分をミスると末脚が不発に終わる。それがこわい。
サンライズアースは阪神大賞典で圧勝したけど、京都の3200だったらもう少し差は縮まるんじゃないか。京都の3、4コーナー、直線は広く、阪神よりも隊列が横にばらける。捉えられる気がする。3勝クラスとかでも取りこぼしてるのが微妙。
マイネルエンペラー
こいつも3勝クラスを取りこぼしてる。穴だよな。こいつは2着マンの気質がある。ゴールドシップというよりはステイゴールドに似ている。
⭐️相手候補
ジャスパレ≧マイネルエンペラー>ブローザホーン≧シュヴァリエローズ
サンライズアース≧ヘデントール>ショウナンラプンタ>ビザンチンドリーム
古豪ブローザホーンは相手候補筆頭だろう。ヘデントールも菊花賞2着に血統の裏付けもある。ついでシュヴァリエローズを挙げたい。好位からピュッと抜け出すパターンは京都の勝ちパターンだし、3600mの重賞勝ってるくらいだからスタミナも持つと思う。
ビザンチンドリームは菊花賞5着でラプンタより悪いんだけど、サウジの3000mでまくり勝ちを決めたし、菊花賞は不利を受けていたので、ラプンタより馬券内に来そうだ。
ショウナンラプンタは中距離馬だと思う。この馬はちょっと行き足がつかなくて、道中ストレスなく追走して末脚勝負するのが勝ちパターンだけど、出が悪くても最後の直線で逆転できるコースじゃないと思う。直線坂の中距離が1番だろうね。それ以上だとスタミナが削れて末脚出せない。
天皇賞春・過去レース分析(大穴編)
今週の日曜日には天皇賞春が開催される。このGWのメインレースで一山当てようじゃないか(当てれたら誰も困らねえ...)。
筆者は三連単を買いたく、本命(1着になる馬)を決めたいのだが、大穴、つまり不人気馬が1着になるケースではないことを確認してからにしたい。
そこで、過去のレースをみて、不人気馬が勝ってしまう法則を抽出したいと思った。
定義
不人気馬が1~3着に来ることを穴という。まだオッズが明らかではないため、独特ではあるが、
不人気馬=近走着外 or OP戦以下に出走の馬・・・(☆)
と定義することにする。三連単の購入を念頭に、この意味での不人気馬が1着にくるかどうかを判別したい。
コース傾向
天皇賞春が行われる京都競馬場の3200mは、向正面からスタートして、外回りコースを一周半してゴールするコースである。ゴール板と反対側に2m程度の坂(いわゆる「淀の坂」)があるのが特徴。2周目にこの坂を下り始めてからペースが上がるため、ロングスパート戦となりやすい。

2007年の天皇賞春(メイショウサムソン)。坂の下りからの殺人的なスタミナ勝負が象徴的。
全体傾向 人気馬の成績
下の表は、過去5年(2021年と2022年は阪神競馬場で行われたので除く)の1~3着の馬の一覧表である。近年1着は1~2番人気で決まることが多く、波乱(例えば、6番人気以降が1着など)が起きる頻度は低い。
基本的には、人気馬のいずれかが1着になると考えていいだろう。

しかし、過去に目を向けてみると、6番人気以降で、前述の☆に当てはまる馬が勝つ、いわゆる波乱が起きている(2012,2011,2009,2005,2004)。
そのような条件を明らかにし、今年の出走馬が当てはまっていないことを確認してから、三連単を買うのが安全だろう。そこで、波乱が起きる条件を
「不人気馬が来る」 かつ 「人気馬が飛ぶ」
ものとして、それぞれの条件を調べる。
「不人気馬が来る」(穴馬の条件)
1~5番人気の全てが1着を逃した年を分析する。
1つは2012年。
この年はどういう年だったかというと、14番人気ビートブラックによる大逃げが決まった年だった。
この馬は近走成績こそ悪かったが、当レースの2年前の菊花賞で3着になった実績があり、スタミナは確かだった。鞍上の石橋脩が、逃げを得意戦法としていたことも大きいだろう。
2004年の横山典弘によるイングランディーレの大逃げも印象的だ。この馬は芝の中長距離重賞を勝った経験があり、近走ではダートの2400mのレースを使い続けていた馬で、持久力があった(「この馬はスタミナがあるぞ」)。
「3000m以上重賞3着以内」×「逃げタイプの騎手」×「大逃げ」=「大穴」
また、2005年のスズカマンボは京都新聞杯で2着だったが春の天皇賞で優勝した。中距離の京都重賞で2,3着程度の馬でも、長距離なら実力が逆転する可能性があり、重賞勝ち馬として扱った方がいいということだ。
2009年のマイネルキッツも日経賞2着の馬だったが、長距離において重賞勝ちレベルに逆転したと解釈できる。
これらの馬は、血統的にはニジンスキーやサッカーボーイという裏付けがあった。
「重賞2,3着レベル」×「長距離血統」=「逆転の可能性あり」
2020年の2着馬スティッフェリオ(父:ステイゴールド)や、2019年の3着馬パフォーマプロミス(父:ステイゴールド)にも当てはまり、2,3着を狙うためにも使いたい。
「人気馬が飛ぶ」(危険な人気馬)
次は2011年。7番人気のヒルノダムールが勝った年。この馬は前走の産経大阪杯(今の大阪杯)を勝っていたが、過小評価されていた。どちらかというと他の人気馬が過大評価だった。上位人気は順にトゥザグローリー、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ペルーサ。何れも2000m〜2500mのGⅡで好走してきた馬だが、エイシンフラッシュ以外は馬券外に飛んだ。
トゥザグローリー、ローズキングダムは父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスという血統で、3000m以上の距離に適しているとは言えなかった。勝ったヒルノダムールの父はマンハッタンカフェで、父に菊花賞優勝の実績があることからも、血統の重要性がわかる。
「血統的に向いてない」×「2500mまでの距離しか走っていない」=「本命にできない」
ペルーサは青葉賞や天皇賞秋で驚異的な末脚を披露し2着など、惜しい競馬をした馬だった。しかし、天皇賞春では好位追走して伸びなかった。京都は残り800mから半強制的にペースアップが求められるコースだ。この馬の末脚は驚異的だったが、持続力がなく、京都3200mには合わなかった。
「上がり最速」×「勝ちきれない」=「春の天皇賞も勝てない」
2009年のアサクサキングスは阪神大賞典を勝ち、1番人気で臨んだが9着となった。それまでの18戦のうち、上がり3ハロン3位以内が5回という、切れ味のない先行押切タイプで、レースでは向正面から仕掛け始め、4角先頭となったが後方から差し切られてしまった。上がりの遅いタイプは信用しすぎない方がいいかもしれない。
(参考:https://jse.jpn.org/jrasrch-sp.cgi?key=@24956776)
上がり3位以内経験1/3以下の人気馬は危険
まとめ(波乱の条件)
「不人気馬が来る」(不人気馬=近走着外 or OP戦以下に出走の馬とする)
- 「3000m以上重賞3着以内」×「逃げタイプの騎手」×「大逃げ」=「大穴」(→ジャンカズマ)
- 「重賞2,3着レベル」×「長距離血統」=「逆転の可能性あり」
「人気馬が飛ぶ」
- 「血統的に向いてない」×「2500mまでの距離しか走っていない」=「本命にできない」
- 「上がり最速」×「勝ちきれない」=「春の天皇賞も勝てない」(→ジャスパレ?)
- 上がり3位以内経験1/3以下の人気馬は危険→サンライズアース
不人気馬要素として、ジャンカズマの逃げが万が一ありうるが、勝つまでではないだろう。3勝クラスでも連敗するような馬で、歴代の穴馬と比べても各下だ。鞍上は「穴太郎」こと野中悠太郎騎手。逃げを得意戦法としている訳ではないが、この騎手は人気以上の結果を出すことがあるだけに、2,3着候補としてチェックしとく。
サンライズアースは勝てないパターンに入っていて、ジャスパレも怪しい(ただし一昨年の優勝馬のため断定できない)。2,3着はあり得ても本命にはしにくい。
長距離実績があり人気になりそうなへデントールは、出遅れ癖があるのがギャンブルだ。
このように若干の波乱要素はあるものの、全体的には近走重賞実績馬を取捨選択して本命を選び、馬券を組み立てて行けばいいのではないかと思う。(本命編に続く)